第2回「 焼酎とほかのアルコールの違いについて 」
1.はじめに
こんにちは、簡単焼酎解説コーナー2回目の記事です!!
前回は、焼酎の歴史と製造に関して説明をしていきましたが、皆様ご覧になられましたか?
まだ、見ていない方がいましたらこちらから
ぜひ1回目の記事から見ていただくのをお勧めいたします。
簡単、焼酎解説コーナー!! 第1回「焼酎って何?」 – 奄美観光グループの情報サイト「奄観NEXT」 (amakannext.com)
今回は、第1回の続きとなる「焼酎とほかのアルコールの違い」について
お話をしていきたいと思います。
2.お酒の分類について
お酒には、製法で3つの酒類に分けられます。
醸造酒、蒸留酒、混成酒です。
醸造酒は、日本酒、ワイン、ビールなどを指します。
醸造酒は、ブドウなどの果実や米や麦などの穀物を原料として酵母菌により発酵してろ過したもの。
一般的に、アルコール度数は、高くても20度くらいです。果実を原料とする場合は、原料そのものに糖が含まれているので、そのまま酵母を加えることでアルコール発酵をさせることができます。しかし、日本酒の原料となる米や、ビールの原料である麦は、デンプンを糖に変化させる必要もあるため麹菌を使いアルコール発酵させる必要があります。(発酵に関しては、前回の記事を参照ください。)
蒸留酒は、ウイスキー、ウォッカ、ジン、ラム、テキーラ、焼酎などを指します。
蒸溜酒は、原料を発酵させた醸造酒を、さらに蒸留させてつくったお酒のこと。
醸造酒を加熱して蒸発させ、その蒸気を冷やすことで、さらに純度の高いアルコールをつくることができます。
焼酎をはじめ、ウイスキーやブランデー、ウォッカなどはアルコール濃度が40度を超えるものが多数あります。
混成酒は、リキュール、梅酒などを指します。
混成酒とは、醸造酒や蒸溜酒をベースに果実やハーブ、香料、糖分などを加えて造ったお酒のこと。
ベースとなるお酒の種類や割合によってアルコール度数も異なるため、梅酒やリキュールだけでなく調味料であるみりんも混成酒の一種に含まれます。
3.焼酎の分類について
さて、製法によって分かれることが分かりましたが、
もう少し焼酎に関して掘り下げていきましょう。
焼酎にも、甲類焼酎と乙類焼酎の2つにわけることができます。
この2つの大きな違いは、蒸留方法の違いにあります。
何度も蒸留を繰り返す連続蒸留したものを甲類。
蒸留を1度しか行わない単式蒸留したものを乙類。
甲類焼酎は、何度も蒸留を行うことでより純度の高いアルコールを取り出すことができ味もさっぱりとしており香りも無臭に近くカクテルや梅酒の作成に使うことが一般的です。
乙類焼酎は、1度しか蒸留を行わない単式蒸留の為、甲類に比べて原料の香りや味わいが出やすい焼酎です。
原料や酒造によって、大きく味の違いが出るものなので水割りやお湯割りなど焼酎のそのものを楽しめる飲み方がおすすめです。
4.最後に
アルコールのジャンルや焼酎の分類についてお話をしていきましたが皆様わかりましたでしょうか?
お酒には、3つの種類に分けられます。
- 醸造酒・・・日本酒、ワイン、ビール
- 蒸留酒・・・ウイスキー、ウォッカ、焼酎
- 混成酒・・・リキュール、梅酒
さらに、焼酎は「甲類焼酎」と「乙類焼酎」に分けられる。
- 甲類焼酎・・・連続式蒸留、カクテルベースなどによく使用される焼酎。
- 乙類焼酎・・・単式蒸留、原料の特徴が出やすい焼酎。(本格焼酎)
皆様も普段から飲でいるお酒が、どういう区分けされているのか考えながら飲むお酒も楽しみの一つですよ。
分からないところやもっと詳しくお話を聞きたい方がいればコメント欄やツイッターに送っていただけたら確認次第返答していきます!!
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次回は、「奄美大島の黒糖焼酎について」お話していこうと思います。
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